ゲーミング環境構築シリーズ、今回はモニター編。
様々なモニターを比較検討した結果、
購入したのは BenQ ZOWIE「XL2731K」。
しばらく使用してみた感想を正直に語っていきたい。
BenQ ZOWIE「XL2731K」の簡単なスペック
BenQ ZOWIE ゲーミングモニター XL2731Kのスペックはこちら。
パネル | TN |
画素数 | FullHD |
サイズ | 27型 |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms |
DyAc | ○ |
Black eQualizer | ○ |
FreeSync | ○ |
Color Vibrance | ○ |
ピボット&高さ調整 | ○ |
その性能の全てといっても過言ではないぐらい、このモニターはFPS・TPSといったシューティング系ゲームに特化している。
詳細は以下。
BenQ ZOWIE「XL2731K」はFPS・TPSに特化したモニター
パネルをTNにすることで、高い応答速度を獲得し、DyAcやBlack eQualizerといったFPS等においてアドバンテージとなる機能を有している。
おまけにリフレッシュレートは165Hzと、まずゲーマー以外は求めない領域まで高められている。
これよりも上位機種となると、240Hzという化け物も市場にはあるが、正直240Hzを安定して出力できるPCスペックやゲームが少ないので、現在はあまり旨味が少ない。
主流は144Hzやこの165Hzといった所だろう。
このモニターの強みをまとめると、
・高い応答速度
・高いリフレッシュレート
・暗視での見やすさ
・素早い動きでの画面ブレの少なさ
といったところだ。
その全てが、FPS・TPSを優位にプレイすることに繋がる。
このジャンルを極めんとするプレイヤーにはこのモニターは強い味方となってくれるだろう。
しかし、
このシューティング系ゲームに特化したために生まれるデメリットがいくつか存在している事も事実だ。
FPS&TPS以外のゲームはあまり向いていない
ではFPS・TPS以外のゲームではどうだろうか?
MMORPGやノベルゲームといったジャンルではどうだろうか。
MMORPGでは背景やキャラといったグラフィックの寛美さも大きな楽しみの一つだ。
それがこのモニターのTNパネルによって損なわれてしまう。
ノベルゲームも同様に、イラストの色彩が大きく劣ってしまうため、このモニターでは不向きだ。
しかし、
格闘ゲームのような高い反応速度がもとめられるジャンルでは、このモニターを使う価値は充分にある。
自分が普段どういったジャンルのゲームをプレイするつもりなのか、購入前に一度よく考えてみてほしい。
BenQ ZOWIE「XL2731K」は普段使いにおいての性能は正直厳しい
FPS&TPSに性能を全振りしてしまったゆえに、それ以外での性能は目を瞑らざるを得ない。
IPSの視野角&発色には遠く及ばず、動画視聴は見るに堪えないし、
DyAcの影響か?IPS液晶を使っていた頃よりも心無しか目が疲れやすくなったようにも思える。
なので、
このモニターを買う人はゲーミング専用モニターとして購入し、普段使いには通常のIPSモニター等を用意しておこう。
このモニターで動画を見たり、ネットサーフィンをするには正直耐えかねるからだ。
27インチというサイズはFPSにおいての最適解か?
一般的にはFPSゲームにおいての主流なモニターサイズは24インチだ。
私が今回27インチを選んだ理由は、画素数が同じなままモニターサイズを大きくすれば、単純にゲーム画面が大きく表示され、遠くの敵も見つけやすくなるのでは。との思惑からである。
その思惑はある程度思い通りではあった。
しかし、画面端のプレイヤー情報を確認する際に目線の移動が大きくなるというデメリットも存在した。
24インチか27インチか。
どちらが最適解かはおそらく、自分自身の顔とモニターとの距離で決まる。
FPSゲーマーは画面を過度に近づける傾向にあり、そういった方は24インチが扱いやすい。
逆に、モニターからある程度距離を開けてプレイするのであれば、この27インチは有力な選択肢になる。
今一度、自分自身のプレイスタイルを考えてみてほしい。
まとめ
今回、
自分に正直にレビューした結果、このモニターは万人には推奨できるものではなかった。
しかし、
ことFPS・TPSといったシューティング系ゲームに関しては右に出るモニターはおそらくない。
このジャンルを毎日プレイするプレイヤーであれば、これ以外をわざわざ探す必要もない。
購入ボタンをクリックするのみだ。
戦場で会おう。
今回紹介したモニターのさらに上位機種はこちら
24インチサイズはこちら