ドリップはちまちま淹れるのが面倒くて嫌。
エスプレッソはタンピングが面倒くて嫌。
でも美味しいコーヒーは飲みたい!!
…そんなワガママなイヤイヤ時期に購入したのが、
フレンチプレスで淹れるBODUM『KENYA』。
シンプルな容器とは裏腹に、意外とお値段がするので少し躊躇したが購入。
そう、迷いに迷った挙げ句に購入するいつもの流れである。
フレンチプレスは噂に違わぬワイルドな味わい
フレンチプレスはドリップのようにフィルターによる濾過が無い。
よって、コーヒーの成分を余す所なく味わうことが出来る。
その味わいは獰猛な野生動物のようなワイルドさだ。
うむ。
この味、好き!
フレンチプレスの淹れ方は超お手軽
コーヒー粉を容器に入れ、お湯を注いで蓋をするだけ。
なんともまあお手軽なことで。
それでいて飲み味は悪くないと来たものだ。
最初に淹れたときはもう一生モノの抽出器を手に入れたと思ったほどだ。
しかし、
コーヒーを飲み終えて、ふとあることに気づく。
このビーカーに残ったコーヒーカス。キレイに捨てるにはどうしたものか、と。
フレンチプレスは使用済み粉の処理が超面倒
私は気づいてしまった。
フレンチプレスの最大の欠点を。
そう、
抽出した後のコーヒーカスの後処理がとてつもなく面倒くさいのだ。
底に溜まったコーヒーカス。
その大部分はスプーン等ですくい取れる。
しかし問題はその後だ。
半端に残ったモノどもよ、どうしてくれよう。
1.洗い場にそのまま流す
2.ドリップ用ペーパーで濾す
3.キッチンペーパーで拭き取るor濾す
1に関しては論外だ。すぐに詰まってしまうし、下水にも良くないだろう。
2はどうか。うむ確かに。これは楽だがせっかくフレンチプレスを購入したのに、ドリップ用のペーパーを消費するのは納得がいかない。
残るは3だ。
これであれば、必要経費はそんなにかからない。しかし、やはり毎度の作業となると億劫になってくる。
コーヒー好きの旅は続く
とのことで、手間なしと聞いたフレンチプレスだったが、使ってみて初めて欠点に気づいてしまった。
確かに抽出は楽だ。しかし、それ以上に後処理が面倒だ。
これであればドリップで適当に注いで飲むのと労力は変わらない。
むしろ、コーヒーカスをペーパーと一緒に捨てられることを考えればドリップに分があるか。
コーヒー抽出のシンデレラとはならなかったフレンチプレス。
まだまだ出不精コーヒー好きの旅は続くようだ。
味は良い。ワイルドな味わいが良い。そんなフレンチプレス。
後処理なんて苦じゃないよ、という方はお試しあれ。