約10年ほど前に購入したゼンハイザーの『HD25』のヘッドホン。
当時は約3万円程した中々お高いヘッドホンで、現行品は当時より多少は安くなってますね。
それでも中々良い値段で販売されているようで。
私が購入したときも人気の高いヘッドホンでしたが、今もなおヘッドホン市場の最前線に立ち続けている脅威のヘッドホン。
今回はそんな不朽の名作、ゼンハイザーHD25の10年使って分かった良い所、悪い所をバッサリとレビューしていきます。
※私が購入したのは当時の『HD25-1 Ⅱ』ですが、現行品は『HD25』か『HD25PLUS』となります。違いはデザインの変更でヘッドホンの性能は同じとなります。
小柄なイヤーパッドから出力されているとは思えない力強いサウンド
何と言っても、このヘッドホンの最大の特徴はそのサウンドの力強さ。
その小さな体躯からは想像はできないほどにパワフルなサウンドを出力してくれます。
こればっかりは文字でいくら書いても表現しきれないので、ぜひ一度聴いてみてほしいです!
ちなみに私はEDMをよく聴いてました。
密閉型仕様により音漏れは皆無
ヘッドホンで外出時に使用する場合、気になるのは音漏れ。
自分が聴いている音楽が周りの人にダダ漏れでは、周りの人間に殺されかねません。
いやほんとに。
HD25に関してはその心配は無く、通常の音量であれば音漏れは全くしませんでした。
安心して周りの人間がいる環境でも使用できます。
裏を返せば、
密閉力が高すぎて、真横を通り過ぎるトラックの音にも気が付かないほど。
この事で少し危ない目にあった当時の私は、外では音量は控えめにという教訓をHD25から得ました。
ヘッドホン通を唸らせる無骨なデザイン
お世辞にも、見た目はとても2万円以上もするヘッドホンとは思えない。
「高級感?なにそれ。それで音が良くなるの?」
とでも聞こえてきそうな、職人気質・無骨なデザインです。
しかし、
これぞ分かる人にしか分からない新境地。
街中でこのHD25をつけているのに気がついた人がいれば、きっと心のなかで、
「こいつHD25か…渋いチョイスだぜっ…!」
と思っているに違いない。
たぶん。
HD25のちょっと気になる点
そんなHD25にも欠点というか、少し気になる点があります。
1.締め付けが強く長時間の装着は耳が痛くなる
いわゆる、側圧。
これがこのヘッドホンはかなりキツイです。
私の場合は、買った当初は使い始めて1~2時間もつけると耳が痛かったです。
使ってくうちに私の頭のサイズに調節されて、長時間つけられるようになりましたが、最初はキツさにビックリするかも。
2.リケーブルの際、ケーブルの取り回しが少し厄介
ケーブルが片出し&両端子。
ヘッドバンド部分に沿うようにケーブルを回してこないといけません。
加えて精密ドライバー必須。
そんな、リケーブルがとっても面倒なHD25。
ワンタッチでポンッなAKGのヘッドホンとは対極の位置。
リケーブルにも所有者を試してくるこのスパルタ加減……、嫌いじゃないですが。
(ごめんなさいやっぱり面倒くさいです)
まとめ
さすがに10年も経つと、頭の部分のカバーも剥がれてくるというもの。
何度かリケーブルをしつつも、今日も元気なサウンドを鳴らし続けてくれています。
一度買ったらこれはもはや一生モノなんじゃないかと思うぐらいの丈夫さ。
密閉型&コンパクトなおかつ力強いサウンドのヘッドホンを求めている方は、このゼンハイザーの『HD25』を一度試してみてはいかがでしょうか。