配達時に何度も繰り返すことになる車からの乗り降り。
その度に繰り返されるエンジンのONOFF。
そう、軽貨物車(エブリイやハイゼット)は昔ながらの鍵式のため、乗り降りのたびに車の鍵を抜き差ししなければいけない。
ウーバーイーツで一日20回配達したとすれば、
お店へのピックアップ時の乗降で2回×20回
配達先へのドロップ時の乗降で2回×20回
1日に計80回も鍵の操作を行わなければいけない。
これは是非とも効率化を図りたい所である。
そこで導入したのがこちら。

いわゆるキーリールと言われるものだ。
左の黒色がKEY-BAK キーリール。
右の黄色がタジマ スマートリール。
これらはただのキーリールではなく、ラチェット式(※)のキーリールとなっている。
※ラチェット式とはリールを引っ張って伸ばした際、好きな場所でロックをかけられるシステム
ネットではKEY-BAKの方が有名だろうか。youtube等でもお勧めされていた。
けれど、
私は最終的にタジマ スマートリールを採用することにした。
さあ、詳しく使い勝手を見ていこう。
KEY-BAKとタジマのキーリールの違い
この2つの違いを順を追ってみていこう。
ワイヤーと紐で素材が違う
まずは、コード部分の素材が違う。

KEY-BAKはケブラー繊維というかなり丈夫な物を使っている。
それに対してタジマはナイロンを採用。
使っていて千切れにくいのは間違いなくKEY-BAKだ。
本体の大きさが違う

タジマよりKEY-BAKの方がひと回りほど大きい。
腰につけるとかなり存在感がでる。良くも悪くも。

スマホと比べるとその大きさは分かりやすいだろう。

一方タジマは厚みこそKEY-BAKよりもあるが、全体的にコンパクトな形状に収まっている。
耐荷重が違う
それぞれ耐荷重も異なっている。
・KEY-BAKは220g
・タジマは500g
大きさに反して、KEY-BAKの方が耐荷重は軽い。
ただ、車の鍵をつけるだけの用途であればどちらも問題はない。
KEY-BAKではなくタジマを採用した大きな違い
これまでいくつかの違いを見てきたが、一番の決め手になったのがこちら。
ラチェット機構の品質が違う
これらのキーリールのメイン要素とも言えるラチェット。
この品質の差が2つにはあった。
KEY-BAKは1週間も使っていると、ワイヤーの出し入れ時に引っかかりを感じるようになった。
それに加え、伸ばした状態からストッパーを解除しようとワイヤーを引っ張るも、巻取りがうまく作動せず、何度もワイヤーを引っ張り直す必要も出てきた。
それに対してタジマのラチェット機構はスムーズだ。
紐を止めたい所でしっかりとまり、変な引っ掛かりもない。ストッパーの解除も非常にスムーズときている。
何度も乗り降りする配達時に、この差は非常に大きい。
ストレス無く使いたいならタジマのスマートリールを推奨
上記のラチェットの品質の差によって、どちらか購入するとなれば、タジマをお勧めする。
私は最初にKEY-BAKを購入し、先程の引っ掛かりやラチェットの品質に不満を抱えたことで、タジマのスマートリールを追加購入するに至ったからだ。

タジマのスマートリールはかなりヘビーに使っているが、今の所、紐は多少毛羽立つ程度で切れたりといったトラブルも無さそうだ。
差し込みタイプの車の鍵をかなり便利に、そして効率的にしてくれるこのラチェット式のスマートリール、試して見る価値はある。