日々の生活で背中や腰が凝り固まっちゃうことってありますよね。
長時間の同じ姿勢での作業や、日々の姿勢の歪みから、
身体の後ろ部分、『腰・背中』が悲鳴をあげる…なんて事は多くの方が経験しているんじゃないかなと思います。
そんな時に僕自身、重宝しているのが『ランブルローラー』というストレッチ器具。
器具と言っても、下の写真の通り円柱にイボイボが付いたシンプルなストレッチ用品です。

いわゆる『コロコロ』とか『ローラー』、シンプルに『ポール』とも言われたりしてますね。
こういった形状のストレッチ用品は今すごく人気で、
様々な類似商品が出回っているほど。
最初は安い類似品を買って試すのも良いですが、
使っていると安価な類似商品はすぐにヘタってきたりします。
なので結局、
最終的にはこの元祖イボ付きローラーの『ランブルローラー』に行き着く人が多いです。
座り仕事が多かったり、背中・腰を酷使されてる方にはピッタリのストレッチ器具ですね。
ランブルローラーの6つの種類(硬さ・長さ)
ランブルローラーは種類がいくつかあって、

固さが、
- ノーマル(青い方)
- ハード(黒い方)
長さが、
- ショート
- ミドル
- ロング
なので、
全部で6種類あって、
- ノーマル×ショート
- ノーマル×ミドル
- ノーマル×ロング
- ハード×ショート
- ハード×ミドル
- ハード×ロング
表にすると、
長さショート | 長さミドル | 長さロング | |
硬さノーマル | ![]() | ![]() | ![]() |
硬さハード | ![]() | ![]() | ![]() |
って感じです。
合計6種類のある、これらのランブルローラー。
「サイズがいっぱいあって、どれを買ったらいいの??」
「効果的な使い方ってあるの?」
といったお困りのあなたに、
僕が実際に使った所感も交えつつ、解説していきます!
ランブルローラーの硬さ・サイズの選び方
硬さはノーマル・ハードの2択
まずは硬さの選択から。
以下の文章であなた自身に当てはまる事はありますか?
- マッサージはいつも強めに押してもらわないと気が済まない
- スポーツやトレーニング経験があり、体つきはがっしりしている
- すでにストレッチポールやフォームローラーといった類似の道具を使っている
これらに1つでも当てはまった場合、
「ハードタイプ」をおすすめします。
逆に、
これらに1つも当てはまらなかった方は、
「ノーマルタイプ」を選びましょう。
というのも、
ハードタイプはある程度こういったローラー器具の刺激に慣れた人向きで、初めての1本をハードタイプにしてしまうと刺激が強すぎてまともに扱えないことがあるため。
ローラー器具初心者の方は、ノーマルタイプを選択しましょう。
文章にもあったとおり、使ったことがないけど体つきはがっしりしてる方(背中に厚みがある方)はいきなりハードでも大丈夫です。
長さはスモール・ミドル・ロングの3択
これはかなり迷う所なんですが、僕はスモールタイプを選びました。
その理由は、
- すでにロングタイプのストレッチポール(ランブルローラーではない)を持っていた
からですね。
使い方については、このあと説明しますので、長さを決め兼ねている方も先に読んでみてください。
ランブルローラーの効果的な使い方
身体の後ろ側って自分一人だとマッサージしづらいですよね。
マッサージ店に行ってほぐしてもらうのは確かに気持ちいいですけど、毎回だと出費もバカにならないし。
てことで、ランブルローラーで凝り固まった背中、腰をトロトロにほぐしちゃいましょう!
身体の背面をまんべんなくコロコロしよう
動画ではスタイリッシュな音楽とともに、スポーティな方がコロコロしてますねぇ。
しかも、
ふくらはぎから脇の下まで、身体全体をまんべんなくコロコロしてます。
いきなり腰・背中から始めちゃうと、刺激が強すぎる場合があるので、
ふくらはぎ→太もも裏→お尻→腰→背中
と順番にコロコロしていくのがおすすめ。
ランブルローラーは肩甲骨のあたりが1番気持ちいい

引用:https://www.youtube.com/watch?v=ugpbIzFjDWo
こういったほぐす系の道具に慣れていない方は、ノーマルタイプでも初めは痛いかも。
でも、しばらく使ってくると、
ランブルローラーの突起がグイグイ気持ちいい箇所に入ってきます。
ちなみに、
参考画像だと腕を組んでますが、僕の場合は腕を前に浮かせてます。
イメージ的には大木を抱え込むような。
たまに前にならえのように伸ばしたり。
ちょっと広げてみたり。
背中のコロコロする場所によって、微妙にフィットする具合が変わるんですよね。
背中周りに関しては、個人的に1番気持ちのいい所なので、色々とフィットするポーズを探してみてほしいです。
慣れてきたら、体重かけて押し当てるぐらいにほぐせるようになります。
ランブルローラーで背中・腰を転がしたあとは凝り固まった身体がウソのようにスッキリするので、1日に一度はコロコロしてます。
心を鬼に!腸脛靭帯(太ももの外側)を攻め立てろ!
腸脛靭帯は場所的には太ももの外側。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=ugpbIzFjDWo
現代人はここが固くなってる人が多いとの事。
で、画像のようにランブルローラーで実際やってみると、
めっちゃくちゃ、痛い!!!
激痛なんだけど……。
最初はこんな感じに思うこと間違い無し。
初めて太もも外側(腸脛靭帯)周りをランブルローラーでコロコロする時、
大体の人は痛くて体重をかけられず、コロコロできずに動かせなくなります…。
でもやってると不思議なもんで、徐々に体重をかけられるようになってコロコロできるんですよね。
そこまでなったら、太もも周りがほぐれた証拠。
ちなみに、

引用:https://www.youtube.com/watch?v=ugpbIzFjDWo
太もも外側の流れで、太ももの前側もコロコロするのがおすすめ。
(さらに内側までやっちゃってもよし)
ここまでやれたら、太もも周りは完璧!
ランブルローラーの効果
使った後は凝り固まった腰・背中がスッと楽になる
一度使ってみれば病みつき。
初めは凝り固まった箇所が痛くても、やっているうちにランブルローラーの突起がグイィーっと奥まで入ってくるようになります。
腰・お尻を集中的にほぐしたいあなたはこちらも要チェック
普段から疲労が溜まりがちな腸脛靭帯(太もも外側)をほぐせる
腸脛靭帯に疲労が溜まっていると、それに付随して膝や腰の付け根といった箇所の故障のリスクが高まります。
特に普段から運動をしている方は、この太もも外側(腸脛靭帯)の部分は固まってしまっていることが多いです。
一人でほぐしにくい箇所をローラー1本で可能
- 背中
- 腰
- 太もも外側
これらって全部一人ではマッサージしにくいですよね。
なので、
身体にとってはケアしないといけない重要な箇所なのに、疎かになりがち。
毎回高いお金を払ってマッサージ屋さんお願いしなくても、ランブルローラーでセルフでやっちゃえます。
ランブルローラーのゴリゴリでセルライトは撃退できる?
足の太さの悩みは女性にとっては死活問題ですよね。
ぶにっとつまんだ時に出来るセルライト…。
そんな、女性の敵のセルライト。
一部界隈ではランブルローラーのゴリゴリで撃退できるとかなんとか書いてあります。
ですが、
1つ注意しておきたいのが、
『ランブルローラーでセルライトは直接的には潰せ無い』という事。
「潰したら無くなる」なんてことはないです、残念ながら。
でも、
直接的には潰せないんですけど、日々コロコロすることで、太もも周りの血行もよくなり、身体も活性化し、副次的に効果は期待できる可能性はあります。
めげずにコロコロしましょう!
僕がショートタイプを買った理由
動画や画像でふくらはぎ→太もも→お尻→腰→背中の動きを見て気づきました?
実はこれらの動きって、全部スモールサイズで事足りるんですよね。
スモールサイズでふくらはぎも太ももも両方いっぺんにコロコロ出来ます。
ロングタイプが必要な場面はランブルローラーを横向きじゃなく縦向きにして一部の動きをする場合だけ。
なので、僕はロングサイズは必要ないなと思って、ショートタイプにしました。
実際普段から使ってますけど、ショートタイプで問題なしですね。
あ、もちろん予算とコロコロする場所に問題なければロングでも大丈夫ですよ。
僕もストレッチポールを別途持って無ければロングを買ってたかと。
ちなみに、スモールとロングが一緒になったお得なセットもあるらしい。
ランブルローラーを使う際の注意点
ランブルローラーはその形状から、身体にガッツリと刺激を入れることが出来ます。
上手く使えると凝り固まった身体をふにゃふにゃにほぐせるんですけど、
やり方を間違うと逆に身体を痛めたりしちゃいます。(経験者談)
使う際は下記に注意しましょう!
ひどい腰痛の場合は先にお医者さんに行ってから
ランブルローラーは固まった腰にも効果的。
座り仕事で「腰があぁぁ!」って人にはめっちゃ気持ちいいですし、
スポーツで疲労が溜まっている方にも効果抜群。
でも、
その他腰痛の原因によっては逆効果になることも。
もし、
過去に腰を痛めたことがある方は、
大丈夫かどうか試しながら行ったほうがいいです。
本当にヤバい痛みの場合は、ローラーよりもお医者さんということも。
ランブルローラーはやり過ぎに注意
背中とか腰に押し当ててると、気持ちいいからついつい長時間やりたくなっちゃうんですよね。。
でも、あんまり長いことやってると次の日、逆に身体が痛くなっちゃうことが…。
イメージ的には強めのマッサージをされた後の揉み返しみたいな感じです。
痛い目にあいたくない方は、最初のうちはほどほどにしておきましょう!
慣れてきたら時間はある程度伸ばしても大丈夫です。
ランブルローラーで首をゴリゴリするのは危険
足→お尻→腰→背中とかけて、ランブルローラーで気持ちよくコロコロしてると、その流れで「首」もやりがち。
でも、これを見てくれているあなたにはハッキリと言っておきます。
悪いことは言わん、
ランブルローラーで首をゴリゴリするのはやめておけ。
理由は、
首は身体の他の部位に比べて、めちゃくちゃデリケート。
ちょっと乱暴にランブルローラーを押し当てようものなら、寝違えたように痛くなっちゃいます。
僕は使い初めの頃、首も他の部位と同じようにコロコロしてしまって。
押し当ててた時は気持ちよかったんですが、翌日、ひどい首の痛みでまともに振り向けなかった事がありました。
なので、
首に関しては特に疲れてる感じが無いなら、あまり乱暴に押し当てないのが無難です。
「でも、肩こりが…。」
という方も、背中・腰・お尻をほぐしていくことで、自然と肩こりも収まっていったりしますよ。
特に背中まわり。
意外と肩こりの原因って間接的に影響があったりするもんみたいです。
もしどうしても首に当てたいなら、
ランブルローラーと首の間にタオルをはさんで、やさしく押すぐらいにしときましょう。
ランブルローラーの偽物に気をつけよう
amazonとか楽天にいっぱい売ってますよね。
ランブルローラーに似た偽物。いわゆる、模造品ってやつです。
ランブルローラーがすごい人気なので、それにあやかって色んなボディケアメーカーが発売しているようです。
値段もめちゃ安で、写真を見た限りだとあまり変わりがなさそうなので、思わず買ってしまいそうになるかもなんですけど…、
後悔したくないなら模造品・偽物はやめておけ
ランブルローラー社のランブルローラー(オリジナル製品)と、その他模造品・偽物だとそもそも使われてる素材が違ったりします。
素材が違うので、本来のベストな圧が身体にかけられないですし、
素材の耐久性の問題で、使っていると徐々に潰れて変形してしまうものもあるみたいです。
値段が安い=使われている部品・素材、製造コストも値段相応
というわけです。
しっかりと使いたいなら、正規品を使いましょう。
ランブルローラーとグリッドフォームローラーの違い
ランブルローラーとよく並んで比べられるのが、グリッドフォームローラーですねー。
ちなみに僕はグリッドフォームローラーの方も持ってます。

というか、ランブルローラーよりも先にグリッドフォームローラーは購入して使ってました!
形状とか、周径とか、色々と違いはあるんですけど、
超ざっくり使用感だけ比べると、
ランブルローラー>>グリッドフォームローラー
って感じで、よりしっかりと身体の芯に届くのがランブルローラーですね。

大きさはフォームローラーの方が大きいけど、刺激はランブルローラーの方が上。
人によってはグリッドフォームローラーの方の刺激で充分って事もあったり、
ランブルローラーとは違った良さもあるので、その事についてはまた別記事で紹介します!
とりあえず、がっつり身体をほぐしたいならランブルローラーを選びましょう。
ランブルローラーとストレッチポールの違い
ストレッチポールともよく比較されます。
これもグリッドフォームローラーと同じで、身体の芯までほぐれるのはストレッチポールよりも、ランブルローラー。
ストレッチポールは刺激が低めで多くの方が取り入れやすいポール器具ですね。
あとは、
ポールを使ったエクササイズにもこのストレッチポールを使うことが多いです。
まとめ
このランブルローラー、
腰・背中をほぐすには最適です!
椅子に長時間座ってると腰・背中が疲れてきちゃうので、
ほぼ毎日コロコロしてます。
もしあなたが今、
「腰とか背中が凝り固まってだるいなぁ」
とお悩みなら!
このランブルローラーは下手なマッサージ器を買うより断然、
あなたの身体をもみほぐしてくれること間違い無し。
最後までお読みいただきありがとうございました。