「家の包丁は安物だから切れない。」
ちょっとまって!
それだけで包丁の切れ味を見定めてしまうのは勿体ない。
そんなに値段のしない包丁でも、簡単なメンテをすれば劇的に切れ味は変わります!
それは包丁を『研ぐ』ことです!
特に購入してからずっと使ってきた包丁ならなおさら。
「包丁研ぎとか難しそうで…」
とか思いませんでした?
私も実際やってみるまでは難しいと思ってました。
プロの料理人さんがやるものだろうと…。
でも実際やってみて分かったのが、
家庭で切れ味良く包丁を使うぐらいの研ぎ方でしたら、素人の私でも全然大丈夫でした!
今回は、
包丁研ぎデビューのあなたに向けて、研ぎ方を解説してみたいと思います。
オススメ砥石はこちら
セラミック包丁の方はダイヤモンド砥石
切れない包丁も砥石で研ぐ事で新品の切れ味が復活した
今回研ぐのは、私が普段よく使っているペティナイフ。
意外と簡単!砥石で包丁を研ぐ手順
1.砥石を水につけて5~10分程度漬けておく

適当なボールかタッパーなどに水を張り、砥石を漬けておきます。
漬け始めは、砥石が水を吸いこむので気泡がぷくぷくと浮いてきます。
それが無くなったら次に行きましょう。
大体5~10分ぐらいで準備完了です。
2.包丁をそれぞれ片面3部位に分けて研ぐ
先端

真ん中

末端

こんな感じで、基本は3箇所に分けて研いでいきます。
ペティの場合は短いので2箇所分けでもいけそうですが、三徳包丁等は3箇所分けでいきましょう!

サクサクやってくよ~。
- 3箇所それぞれ10往復ほど一定のスピードで滑らせます。
- 刃の部分が砥石に当たるように、すこーしだけ刃の反対側を浮かせましょう!
反対側も同じように研ぐ
同じように反対側も!
研ぎ終えたときには…

こんな感じで黒いヌルヌルがたくさん出てきているかと。
ぱっと見汚いので拭いてしまいたくなりますが、この黒いのは拭き取っちゃだめです!
研いでる時に、この黒くて細かい粒子が包丁の刃を削って研いでくれているのだとか。
3.両面研ぎ終わったら

研ぎ終えた後は、砥石は洗って乾かしちゃいましょう。
包丁も一旦洗って、包丁研ぎ完了です♪
ちなみに
砥石の黒ドロは見た目通りに台を汚しちゃいます…。

白くて綺麗だった布がなんと無残な。
なので、下に敷くものは汚れても良い台ふきん等を使って行いましょう!
砥石は中砥石のみで充分
砥石を調べてみると、#のついた番号がたくさん出てきますよね。
- #500,#1000,#3000,#8000
これは砥石の粗めを表していて、番号が若いほど荒く削る荒砥石となります。
家庭で使う用途だと、#1000の中砥石のみで充分です。
#6000とか#8000の仕上げ砥石は、職人の領域。もしくは趣味!
逆に、
番号の若い#500とかの荒砥石は包丁がかけちゃった時に使うと削ってなだらかにして復活できます!勿論、荒砥石→中砥石で切れ味も復活させましょう!
購入時から包丁を砥いでいない方は意外と多い
実際多いですよね。私も昔から砥いでいたわけじゃないですし。
あとは、
最近流行りのセラミック包丁を使って、刃が欠けちゃったら買い直しとか。
セラミック包丁もダイヤモンド砥石を使えば復活できますので、チャレンジしてみてください♪
普段使いに最適のペティナイフはこちら
今回私が砥いだのは、貝印のペティナイフ。
値段も手頃で、持ち手もセラミックの一体型なので衛生的にも◎な便利なナイフです。
基本はみなさんは三徳包丁を使われると思いますが、ちょっとしたカットならこのペティナイフ、扱いやすくて快適ですよ♪
まとめ
実際やるまでは身構えてしまっていた包丁研ぎですが、やってしまえばなんてことはなかったです!
切れ味の悪い包丁を我慢しながら使うなんて嫌ですよね!
今回の記事をきっかけに、包丁研ぎにチャレンジしてくれたら嬉しいです。