ウエイトトレーニングを行う者であるならば、決してスクワットからは逃れることは出来ない。
そして、
フリーウェイトのバーベルスクワット時、身体と地面の接点は左右の『足裏』のみである。
もしもこの足裏がグラついていれば、スクワット時に高いパフォーマンスは望めない。
逆に、
しっかりと足裏を安定させる事が出来れば、下腿・大腿・腰部・そして上半身へと、身体を一つの塊にして力強いスクワット動作につなげることが出来る。
だからこそ、
シューズにはこだわりたい。
私もこれまでに色々なタイプのシューズを試してきました。
- 底が平らなスニーカー
- 5本指シューズ
- レスリングシューズ
- ウエイトリフティングシューズ
今回は、
その中でもウエイトリフティングシューズについて。
個人的には、
フルボトム(ATG)のハイバースクワットにおいてこのタイプのシューズが最も適していると思ってます。
そんなウエイトリフティングシューズの最大の特徴でもあるのが、踵(ヒール)の高さ。
高さの規定は無く、各メーカーそれぞれが異なる高さのシューズを発売しています。
大体1.5cm~3.1cm程に大手メーカーは収まりますが、0.5cmの違いが実際のスクワット動作においては大きく感覚が変わってくるものです。
購入してから後悔しないように、各メーカーのウエイトリフティングシューズのヒールの高さは事前に確認しておきましょう。
リーボック『レガシーリフター』のヒールの高さは2.2cm
高いデザイン性と品質を持って、グイグイとフィットネス業界を躍進する勢いのReebok。
そんなオシャンティ代表メーカーが、本格派のウエイトリフティングシューズを発売しています。
モデルチェンジを繰り返し、ブラッシュアップを重ねてきたリーボックのウエイトリフティングシューズ。
現行モデルのヒールの高さは、
2.2cm
重量挙げ日本代表の山本俊樹選手も着用
男子重量挙げの選手で名実ともにトップの山本俊樹選手。
そんなトップアスリートの愛用シューズが実はリーボック。
レガシーリフターのフレックスウィーブ素材モデル
このフレックスウィーブは、上記のレガシーリフターと形は同じですが、アッパー素材を異なる物に変更しています。
同じく、山本俊樹選手はこちらも着用しています。
最近の動画だとこちらをよく使っている印象です。
ナイキ『ロマレオス3DX』のヒールの高さは2.0cm
近年はリーボックの勢いに押され気味の印象だが、予てよりウエイトリフティングシューズといえば、このナイキ『ロマレオス』シリーズです。
ナイキという事もあってか、品質は高く、根強いファンが多い印象。ただし、値段も高い。
このロマレオスは、現行品がロマレオス3XDという名称。
旧モデルのロマレオス3は耐久性の面から評判があまり良くなかったので、購入の際は注意したい。
そんなロマレオス3XDのヒールの高さは、
2.0cm
アシックス『ウエイトリフティングシューズ727』のヒールの高さは2.5cm
国内国外問わず、重量挙げ選手の愛用者が多いアシックスのウエイトリフティングシューズ727。
アッパーは天然皮革。
そしてヒールの作りは他のメーカーと一線を画すセパレート方式で、往年のスタイル。
このシューズを履いてジムでスクワットをした日には、歴戦の強者感を放たずにはいられない!
本皮なので、メンテナンスは適度に行いましょう。
そして、ヒールの高さはリーボック・ナイキを超える、
2.5cm
重量挙げ女子日本代表の八木かなえ選手が着用
笑顔が素敵なウエイトリフターの八木かなえ選手も愛用。
そして練習終わり?でのこんな一コマも。
アディダス『パワーリフト4』のヒールの高さは1.5cm
見た目はアシックスと似ているが、こちらは、
アッパー素材が合成皮革となっており、湿気等の革のメンテナンスはあまり気にしなくて良い。
その他のメーカーと比べてヒール高の低さとアッパーの生地感により、スニーカーと他リフティングシューズの中間的立ち位置。
そんな絶妙な立ち位置にいるパワーリフト4のヒールの高さは、
1.5cm
ウエイトリフティングシューズのヒールの高さ比較一覧
リーボック 『レガシーリフター』 | ヒール高:2.2cm |
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ナイキ 『ロマレオス3XD』 | ヒール高:2.0cm |
アシックス 『727』 | ヒール高:2.5cm |
アディダス 『アディパワー4』 | ヒール高:1.5cm |
今回のヒールの高さについては、メーカーの公表値等を参考にしています。
これらの高さから、インソールの厚みによって実際の高さを変えることが可能です。
靴を購入後、ヒールの高さが少し足りないと感じたら、一度インソールで調節してみましょう。
個人的には、リーボックのレガシーリフターとアディダスパワーリフト(旧式)を使い分けて愛用しています。
たかがスクワット、
されどスクワット。
これを読んでくれたあなたが、充実したトレーニング生活をおくれますように!