今まで、
これほどまでに口の中が爽快感に満ち満ちたことはあっただろうか。
いや、無い。
マウスウォッシュだけとは違う。
デンタルフロスを終えた後とも違う。
歯間の隅の隅まで爽快感が浸透するような、筆舌に尽くし難い感覚に包まれる。
以前から電動歯ブラシ&デンタルフロスを行ってきたが、
このエアーフロスウルトラ&リステリンは新習慣となりそうだ。
フィリップス『エアーフロスウルトラ』とリステリン『マウスウォッシュ』という口腔内環境史上最強の組み合わせ

ご存知の通り、
エアーフロスウルトラは水と空気を勢いよく噴射して生じる圧力によって、歯ブラシ等では届かない歯と歯の隙間を洗浄することが出来る。
このエアーフロスウルトラ単体でも充分な爽快感を味わうことが出来るが、ここにリステリン等のマウスウォッシュを加える。
すると、
その爽快感は別次元、遙かなる高みへと到達する。
今まで電動歯ブラシやマウスウォッシュのみで満足していた方々に、「もっと上があるぞ!」と高らかに叫びたい気持ちでいっぱいだ。
口腔洗浄器にはフィリップスのエアーフロスウルトラ

普通の電動歯ブラシのような見た目のエアーフロスウルトラは、『口腔洗浄器』というカテゴリになっており、他には『ウォーターピック』や『電動デンタルフロス』と呼ばれている。
エアーフロスウルトラのライバル商品にはパナソニックのジェットウォッシャードルツがある。
記事下部にてこの2機種を詳しく比較しているが、
ドルツと比較して、少量の水で洗浄を行えることによる水回りのメンテナンス性の良さから、私はエアーフロスウルトラを選択した。
この2機種は洗浄方法のアプローチが少し異なり、
こればっかりは好みもあるので、ドルツを選んでしまっても問題はないと考える。
リステリンのマウスウォッシュは紫を使用

基本的には説明不要のマウスウォッシュ界の雄。
マウスウォッシュ特有の刺激を苦手としていなければ、
基本的には紫ボトルをオススメする。
フィリップスのエアーフロスウルトラvsパナソニックのジェットウォッシャードルツ
口腔洗浄器カテゴリの2大ブランド
- パナソニックのジェットウォッシャー ドルツ
- フィリップスのエアーフロス
この2社が出している商品が、人気のトップを争っている。
最近は安い中華メーカーからも発売されているが、この2社の商品を外観まで真似たもので、企業理念に欠け、性能も値段相応だろう。オススメしない。
1.古参のパナソニック、据え置き型と持ち運び型を展開
◆据え置き型のジェットウォッシャードルツ
据え置き型は水のタンク容量が大きく、じっくりと余裕を持って使用することが出来る。
約30年程前からある商品が、3年程前にリニューアルされた。2019年に入っても、こまめにマイナーチェンジを行っている。
◆持ち運び型のジェットウォッシャードルツ
マウスウォッシュを使用するならば、こちらの持ち運び型を推奨。
こちらのタイプであれば、水で使用したい場合にも、タンク内のマウスウォッシュを水で流して入れ替えるだけで済む。2019年に登場した新しいモデルが展開中。
2.新進気鋭のフィリップス、性能別にシリーズを展開
パナソニックに比べれば口腔洗浄器としての歴史は浅いが、電動歯ブラシでの歯垢除去能力は折り紙付き。
エントリーモデルのエアーフロス(以下無印と呼称)と、
ハイエンドモデルのエアーフロスウルトラを主に展開している。
フィリップスの場合はウルトラを選択したい

無印とウルトラの大きな違いは、連射機能だ。
無印がワンプッシュ1噴射なのに対し、
ウルトラは最大3連続噴射が可能となり、効率的に歯間の洗浄をすることが出来る。
私自身もこのウルトラを愛用している。
水圧で洗浄するのがエアーフロス、水流で洗浄するのがジェットウォッシャードルツ
エアーフロスとジェットウォッシャードルツの大きな違いは、その歯垢除去におけるアプローチ方法の違いだ。
- エアーフロスは水と空気の混合を発射し、その水圧と空気圧で歯垢を除去する。
- ジェットウォッシャードルツは水を勢いよく噴射し、その水流で歯垢を除去する。
その特性の違いから、
エアーフロスはジェットウォッシャードルツに対して水の使用量が少ない。
慣れてくれば水を吐き出すタイミングは歯の上部が終って1回、下部で2回と比較的少なくて済む。
歯間1箇所につき3連射の1スイッチと、区切りをつけてそれぞれの歯間をテンポよく洗浄していくことが出来る。
エアーフロスウルトラを持ってしても従来のデンタルフロスの歯垢除去力に少し及ばない

毎日欠かさず行うには少々面倒なデンタルフロス。
そこで、このエアーフロスウルトラが代わりになればと思い購入した。
フィリップスの製品ページにも99.9%の歯垢除去が可能と明記されている。
しかし実際は、
エアーフロスウルトラではデンタルフロス程に歯周ポケットの奥の奥までキレイに出来ているとは言い難い。
ブラッシングのみでは届かない隙間に、このエアーフロスウルトラは間違いなくアプローチ出来ているが、糸のデンタルフロスを超える程では無いだろう。
エアーフロスウルトラのちょっと気になる点
本体が丸洗い不可

このように、
本体にわざわざ注意書きまで明記されている。
流水にさらしてはいけないのに水タンクは本体部分にあるため、給水時には少々気にかかる。
水に沈めたり、余程濡らさない限りは大丈夫かと思うが、可能なら本体も完全防水にしてもらって気兼ねなく使用したかった。

まとめ

従来のデンタルフロスには今一歩、歯垢除去力で及ばないのは残念だ。
しかし、
日々の生活の中で毎日欠かさずデンタルフロスを行うのは、実際なかなか難しい。
やっている方なら分かると思うが、面倒だ。
その点、
このエアーフロスウルトラならブラッシングを終えたそのままの流れで歯間の洗浄に入ることが出来る。
ブラッシングのみで、デンタルフロスを行わないのであれば、こちらのエアーフロスウルトラで歯間を洗浄する方が数百倍も歯の健康には良い。
そのため、
私は普段はエアーフロスウルトラを使い、時間がある時はデンタルフロスで歯周ポケットの奥まで糸を入れるように使い分けている。
今まで、電動歯ブラシやデンタルフロス、それにマウスウォッシュを使用してきた方にとっても、このエアーフロスウルトラは持て余すこと無く、充分に満足できる代物になるだろう。
無論、
ブラッシングのみで歯間ケアを行っていなかった方であれば、今すぐ導入したほうが良い。
恐らく最初は口腔内が血まみれになるだろう。
しかし、
その程度の刺激で出血するということは、それほど歯周(歯茎)の状態が悪いということだ。そのまま継続使用し、口腔内環境をより良い物にしていってほしい。