手挽きのコーヒーミルで、エスプレッソ抽出が可能な極細まで挽ける物はないだろうか。
そう思い立ち、
様々なミルを検討した結果、ハリオの『MSS-1TB』を購入するに至る。
ネットではエスプレッソ抽出が可能かどうかの情報がなく、
半ば人柱であったが、結果的に上手く抽出できる粒度まで挽く事が可能であった。
ハリオMSS-1TBの極細挽き粒度比較(vsデロンギ KG364J)

- ハリオMSS-1TBは0から3メモリ解放位置
- デロンギKG364Jはエクストラファインの2番
その粒度は見た目ではほとんど変わらない。
手触りでは、僅かにデロンギの方が細かく感じる程度だ。
また、
手挽きという事で、粒度の均一性に不安があったが、何てことはない。素晴らしく粒の揃った挽き目である。
ハリオMSS-1TBの粒度調整メモリはまだ3メモリ余裕があるため、
さらに細かくすることが出来るが、これ以上細かくすると手挽きでは時間がかかりすぎてしまう。

3メモリの挽き目であれば、比較的短時間でエスプレッソの分量を挽くことが出来る。
0の位置から3メモリ回した所が実用的範囲内だろう。
ハリオMSS-1TBの極細挽きをエスプレッソマシンで抽出

抽出時間に対するエスプレッソの抽出量も問題なく、しっかりとしたクレマも出来ている。

ハリオのMSS-1TBはここまで分解できる


気まぐれに掃除をしてみたが、まさかここまで分解できるとは思わなかった。
もはや全てのパーツを分解することが出来る。
洗剤等を使うと匂いが移ってしまうので、水と天然毛でやさしく掃除をしよう。
パーツがかなり細かいため、無くしたりしないように気をつけよう。
組み直す時にわからなくなった時は、公式動画が分かりやすいぞ。
ハリオ『MSS-1TB』は日本製、セラミック刃、それでいて良心的な価格

ハリオ『MSS-1TB』を購入する前は、ポーレックスのミニを検討していた。ネットでの人気も高く、エスプレッソの極細挽きも可能という情報が豊富だったからだ。
しかし、
このポーレックス、妙に高い。
下手な電動コーヒーミルよりも高い。
まともな極細挽きが出来るエントリーモデル、デロンギの『KG364J』と大差無い程に。
そこで目をつけたのが、ハリオのMSS-1TBだ。
- 臼式
- セラミック刃
- 日本製
と、ポーレックスとよく似ている。
そして、
好みは分かれるが、ハリオのMSS-1TBは挽いた粉の容器が透明で、粒度と量を蓋を明けずに確認することが出来る。

最後に、『値段』。
ポーレックスに対して実売は3分の1以下と、良心的な価格設定となっている。
もし、
「エスプレッソ用の極細挽きが出来るミルが欲しいが、
電動タイプやポーレックスだと予算オーバー…」
という方にとって、
ハリオの『MSS-1TB』はガラスの王様(玻璃王)からの良き賜り物になるだろう。