というのも、
最近椅子に座って作業をすることが多く、長いときには1日中座っていることもあるんです。
そうすると、
おのずとその負担は「腰・背中」にやってくるわけで…。(あとお尻)
2~3時間ぐらいはなんとか座れるんです。
でもそれ以上だと、腰・背中・お尻の三点セットが痛くなるため小休憩をはさみます。
その後、もう一度作業を再開するんですけど、1時間ほどで再び身体が悲鳴を上げる始末…。
身体が痛くて集中できないので、またすぐに休憩することになり、腰をほぐしたり、ソファで休んだりしていると、そのまま長時間ダラダラしてしまったり、寝落ちしてしまったり…。
こんな感じで、めちゃくちゃ効率の悪い事態にハマってます。
それで、
その腰などの身体が痛くなる主な原因に関してはハッキリしてます。
ズバリ、「椅子」。
これから先の作業効率を考えると、
椅子に座っていてすぐに腰が痛くなる状況は要改善なわけで。
ようやく重くて痛い腰を上げ、
長時間座っていられる椅子をリサーチ開始。
そして、
人気のゲーミングチェアから、高級オフィスチェアまで、徹底的に試座してきました。
ゲーミングチェアメーカーの「AKRacing」が超クール
ゲーミングチェアって調べてみて初めてわかったんですけど、
結構いろんなメーカーから発売されてるんですね。
どのメーカーも、
レーシングカーのバゲットシートを模した超クールな見た目。
DXRACERとバウヒュッテのそれぞれの公式サイトを見てみると、
いかにも「ゲームのためのゲーミングチェア!」って感じがバシバシ伝わってくるサイト構成。
AKRacing(正確には日本代理店のtekwind)の商品ページを見てみると、白を基調とした落ち着いた感じ。そして何より、ページのフォトギャラリーに目を奪われた!
うむ、良きかな。(主に足)
AKRacingは、ゲーマーだけでなくオフィス用途としても使えるぞ!
というのをかなり全面に押し出してる模様。
似たような商品がいっぱいあって、特にブランドにも違いが見られないときって、意外とこういう商品ページの好感が決め手になったりしますよね。
まぁでも、
椅子ばっかりは実際に座って確かめてみないと分からないですよね。
…ってことで、実際に座れる場所を探して座ってきました!
ゲーミングチェア『AKRacing』の全シリーズを試座
ちなみに場所は東急ハンズ渋谷店「AKRacing」の実機、試座コーナー。
こじんまりしたスペースながらも、必要なシリーズはすべて揃ってます。
左がエントリーモデルの「wolf」、右がハイエンドの「premium」
首までサポートされる分、背もたれがかなり高い位置まであるのと、
横にも少し広がってるので、結構な圧迫感。
でも見た目はめちゃくちゃカッコイイ。
触った感じ生地も丈夫そうで、寿命も長そうです。
ゲーミングチェアAKRacing『wolf』のレビュー
座った瞬間、表面のメッシュ素材が柔らかく身体を受け止めてくれます。
ランバークッション(腰のクッション)、ヘッドレストのクッションも身体が当たる部分はメッシュ地。
そのおかげか、全体的に柔らかく、すぐに身体に馴染む感じです。
wolfはAKRacingの中でエントリーモデル的な立ち位置なんですが、見た目も座った感じもしっかりしてます。
値段も一番安いし候補。
メッシュ地だから暑くても蒸れにくいのもグッド。
ゲーミングチェアAKRacing『NITRO』のレビュー
次はスタンダードモデルの「NITRO」。
脚、腰、肩にかけての包まれてる感はwolfと同じ。
(サイズ表記は同じだった)
違いは、
「メッシュ」か「合皮」か。
座ってみて初めてわかったのが、この素材の違いによる座った感触の変化は大きいです。
グレードは上がってるので、こっちのほうが良い!
かと思いきや、メッシュと合皮は個人の好みに分かれそう。
ゲーミングチェアAKRacing『PRO-X』のレビュー
試座してみた第一印象は、デカイ!
wolf、NITROと比べて間違いなく幅広設計。
当方、身長175cm体重63キロの標準体型、少し肩幅広めですが、
wolfとNITROにはあった横のせり出しからほどよく包まれてる感は、このPRO-Xからは感じられず。
上級モデルだからといって、万人に馴染むわけではないと痛感。
これは実際に座ってみて初めて気づきました。
あと、
座面もwolf、NITROに比べて長めで、お尻から膝までの太ももの長さによってはそちらも痛くなっちゃう可能性もありますね。
なので、
当方よりも小柄な方、特に女性でAKRacingのゲーミングチェアを検討されてる方は「PRO-X」は選択肢から外したほうがいいと思います。
座った感触的に、身長180cm以上もしくは体格がっしりな方でないと、この「PRO-X」は持て余しちゃうと思います。
小柄、細身の方はこの「PRO-X」は持て余し気味になりそう。
逆に、
身長高め、がっしり系は、wolf・NITROでは窮屈に感じる可能性があるので、「PRO-X」を検討するのがオススメ。
あと、
このPRO-Xは肘置きの角度が変えられます!
キーボード叩いたりする時、自分の好きな確度に変えられるので地味に便利、かな!
ゲーミングチェアAKRacing『premium』のレビュー
最上級クラス、『premium』にもがっつり試座。
見た目からほとばしる高級感。
もはや気分は社長。
ただ、
試座してみた感じは、「PRO-X」と同じ。
横幅、座面の長さなどの設計はPRO-Xとpremiumは同じみたいなのでそれも納得。
なので僕には持て余す。
というか大体の日本人には持て余す。
見た目はカッコイイよね。見た目は。社長だし。
でも、椅子は見た目じゃないんだよ。
肝心なのは座り心地だよね。
(あれだけバケットシート風カッケーって言ってたのに、
ここでまさかの手のひら返し!クルッ)
ゲーミングチェア「AKRacing」シリーズの気になる点まとめ
その1.合皮タイプのヘッドクッションが少し固め
↑↑これ。首の後ろに当たる部分。
わりと強めに握ってますが、あんまり凹まない。
wolfのときはメッシュ地で気にならなかったんですけど、
NITRO以上の合皮タイプはちょい固。
これはAKRacingの実機が置かれてまだ1週間足らずってのもあって、新品同様だった影響の可能性も高い。
使い込んでくると、クッションなので馴染んでは来るとは思うので、時間が解決してくれるかなー。
その2.同じく合皮のランバーサポート(腰のクッション)も固め
首・頭のクッションと同じく、wolfを除く合皮タイプのは腰のクッションも固め。
まぁでも、これも時だな、時。
座って一日使ってればすぐ馴染むかと。
気になる場合はメッシュタイプのwolfかな!
その3.wolf、NITROは肘掛けが左右に動かない
実際にPRO-XとPremiumで動かしてみるまでは、肘掛けが左右に動かない事は気にしてなかったです。
でも、上位シリーズに座って近くにあったデスクで肘掛けを動かして試してみた所、ハの字に出来たほうが、キーボード操作の時に思ったより楽ちん。
肘掛けの快適性を求めるなら、PRO-X以上のシリーズを選ぶのはアリ。
ゲーミングチェア『AKRacing』シリーズのレビューまとめ
見た目よし、座り心地よし、コスパよし、で個人的には『wolf』がお気に入り。
メッシュ地が個人的に良く身体に馴染む。
今使ってる椅子は、
肘掛け、リクライニング、ヘッドレスト、その全てがない安椅子。
こんな感じのやつ。
クッションは薄くて痛いし、背中のメッシュはヘタって後ろの金具が当たって痛い!
これからしたら、AKRacingはもはや『神』。
数千円の安めの椅子に比べたら、ちょいお高いものになるけど、
腰・背中・お尻の痛みに耐え続けることを考えたら、椅子にお金をかける価値はありますよね。
ゲーミングチェアのAKRacingの各シリーズで迷われてる方は、是非参考にしてみてください。
おまけでゲーミングチェアじゃなくて他のオフィスチェア(アーロンチェアとか)にも試座してるのでよかったら読んでみてね。
値段はピンキリ!2万~14万の他の椅子にも座ってみる
こんな感じで、東急ハンズ渋谷には色々とオフィスチェアが並んでました。
値段は2万円台のものから、驚きの14万超えの物まで。
ゲーミングチェアとオフィスチェアの違い
実際試座してみるまでは、何が違うんだろうなーと思ってましたが、発見。
リクライニング機能が違いました。
「ゲーミングチェアもリクライニングするじゃん?後ろにぐいーーっと。」
うん、確かにゲーミングチェアも後ろに倒れてくれます。
それも、オフィスチェアよりも深く。
(AKRacingに至ってはほぼ180度まで)
でも、
ゲーミングチェアのリクライニングは、右下にあるレバーを引きながら倒れ込まないといけない。
それに対して、
オフィスチェアはレバーを引かずに背もたれに体重をかけるとそのまま倒れてくれます。
疲れた時に背中を伸びーってしたいと思った時に、そのまま倒れ込むと自然に背もたれも倒れてくれます。
この違いは座って初めて知りました。
そして実感した。
これ、
かなり快適。
その中で、特に気になったオフィスチェア達はこちら。
背中の構造が画期的!デュオレスト「D100」
背中がもたれる部分がバックリ2つに別れてる!
この背中の部分は左右の幅調節も可能で、自分の背中の大きさに合わせられる。
色々と座った中で、背中のフィット感に関しては圧倒的。
僕は背中の形が左右で違うので(右のほうが出てる)、この左右独立した受け口はかなーり快適で、かなり熱心に調節して試しちゃいました。
座り心地を確かめつつ、ネットでリサーチしたり。
リクライニングの強弱を変えられないのがマイナスポイントかな!
(男の僕でもちょっと固い)
レメックス・ジャパン「RWC-10AX」
実機写真なくてさーせん!
撮ったつもりが撮れてなかった…。
このレメックスジャパンの椅子、値段は26,000円とAKRacingより安いです!
なんですけど、リクライニングは快適。
倒れたい時にそのまま背もたれに倒れ込めば、スーッとリラックス出来ます。
この値段でランバーサポート(腰の補助)もついてて、お買い得感MAX
ただし見た目がクールじゃない。
(ココ重要)
それと、僕の使用頻度だと、座面のクッションが恐らく数年で寿命を迎えそうな感じがしたので保留に。
そして最後が…、
僕の今までの椅子に対する「概念」そのものを変えてしまった、そんな椅子との出会い。
ハーマンミラー社「アーロンチェア」|椅子という概念の崩壊
僕は人生で初めて見ました、10万超えの椅子。
10万どころか、税込み15万を超えるその名は「アーロンチェア」。
見かけに関しては、ハッキリ言って地味。
座面にクッションも無いので、お尻痛くなりそう…、というのが見た目。
まぁでも、
これだけ高いんだから、何か違うのかもしれないと思い座ってみることに。
座ろうと、座面にお尻に体重が乗り始めた時に感じる。
「何かが違う」
アーロンチェアに腰を掛け、リクライニングした瞬間に訪れる。僕の、
「椅子という概念の崩壊」
(そして再構築)
メッシュの無骨な見た目とは裏腹に、
座った瞬間に優しく包みこまれる独特な弾力。
背中をバックシートに預ける程に、しなやかにリクライニングし、座面も呼応して少しだけ沈み込む。
「お、俺が今までの人生で椅子だと思っていたのは椅子では無かった…!!」
と、自分の椅子に対する考え方を変えるほどのインパクトを持っていた。
それが「アーロンチェア」。
存在自体は知っていたんですよ。高級オフィスチェアの中でも、最高峰に位置する1つのブランドとして。
実際座ってみるまでは、
「椅子に10万?www無理無理wwwww」
って感じでした。
(ほとんどの人がそうだと思いたい)
このアーロンチェアに座るまでは、正直、AKRacingのwolfに決めてました。
AKRacingのwolfなら、合皮のクッションの固さは問題にならないですし。
シリーズの中で値段も一番手頃だし。
でもまさか、
どこかの偉い人が言っていた、
(かもしれない)
「アーロンチェアに座ったら終わり」
という格言を身をもって味わうことになろうとは…。
この格言の内なる意味は、
「アーロンチェアに座ったら(他の椅子では満足できなくなるから)終わり」
という事だったのか。
欲しい…。
いやでも、15万…………。
椅子に15万…………………。
さすがに椅子に15万は出せないと思うので、AKRacingで問題なし。
僕の場合は、何をとち狂ったのか、まさかの結末を迎えました。
以下続き↓↓