普段はアーロンチェアを作業時に使用している私だが、なにか手頃な価格帯で良いオフィスチェアはないものかと探していたところ、こんな物を発見した。
「イトーキ サリダチェア」
イトーキといえば椅子の老舗。
そんなメーカーから販売価格3万円台という低価格設定にもかかわらず、
・ヘッドレスト
・アームレスト
・リクライニング機能&ロック機能
・座面の前後スライド機能
といった、本来ならば10万以上はするであろう上位モデルにしかつかないオプションが搭載されているのだ。
ということで、
我が家のサブ用チェアとしてポチリと購入。
購入したのは背面がエラストマー生地になっている「YL9」。
サリダ3兄弟の中で長男的立ち位置のモデルとなる。
ちなみに、この記事を書いているのは購入後から半年経過後だ。
最後に半年使ったレビューも記載しているので是非チェックしてほしい。
低価格ゆえか?梱包に少し難あり
購入前のアマゾンのレビューで、パーツの破損についてのレビューがあったので、気にはなっていたが、商品が到着し蓋を開けてみて納得。

このように、各パーツは発泡スチロール等で固定されておらず、ある程度の緩衝材を巻きつけ、全て一緒に収められている。

これでは、配送中に中で動いてしまい、荷降ろしの際の衝撃で破損しても何らおかしくはない。

商品到着時にはまず初めに、
パーツの各部に割れやヒビ等の破損が無いか確認したほうが良いだろう。
幸いにも私のところに届いた物は特に破損等はなく到着してくれた。
背面のエラストマー素材が上質感を演出

この価格帯ならば当然の如く背面はメッシュ生地かと思われたが、サリダ「YL9」を選択すれば、なんとエラストマー素材が採用されている。
安いメッシュであれば数年でヘタってしまうのは目に見えているが、エラストマーであれば、高頻度&長時間の使用にも耐えうる耐久性をもっている。
難点を言えば、新品時に少し固さを感じることぐらいか。
しかし問題ない。
すぐに慣れる。
もたれた際の弾性も強度があり良し。
ヘッドレストは長時間作業の友である

ふとした時に背中に体重を預けると同時に、頭もヘッドレストで休めることができるのは大きなメリットだ。
キーボード主体のデスクワークであれば、頭をヘッドレストに預けたまま作業をしてしまっても良い。
難点は背面と同じく生地が固く感じるところか。
筆者はタオルを掛けて使用することで快適になった。

うむ、見た目はダサい。…認めよう!
座面のクッションは少し固め

座面は標準的なファブリックなクッションシートだ。
その他の高級モデルのオフィスチェアと比較すると、座面のクッション厚や包み込まれる感覚には及ばない。
ここは値段相応といったところか。
ヘッドレストやアームレスト、背面のエラストマー生地といった素晴らしき装備を考えれば、座面まで上位機種と同等を求めてはいけない。
ただ、あくまで10万以上する高級オフィスチェアと比較しての事なので、普通に使用する分には全く問題ない。
夏でもそれほど蒸れることなく使用できるだろう。
あとはクッションの耐久性だ。果たして半年使用でどうなったか?
サリダYL9を半年使った感想
購入から半年間、サブといえどもほぼ毎日使用してきたが現在の状態はというと、
- 座面クッション、背面エラストマーのヘタリは無し
- リクライニング、ロック機能にも問題なし
と、椅子としての重要な機能はしっかりと維持されている。
背面がメッシュ地だったりした場合は、もしかしたらヘタリを感じていたかもしれないので、ここはエラストマー生地様様といったところか。
ひとつ気になる点といえば、
椅子を動かしたり、体重を左右に掛けてみたときに座面下の辺りから軋み音が聞こえるようになった。
ただ、そちらもシリコンスプレーを疑わしきところにスプレーすれば軋み音は収まった。
アーロンチェアリマスタードを買うと約5倍近く費用がかかる事を考えると、このサリダチェア、相当にコスパが良いのではないだろうか。
アーロンに無いヘッドレストもあるしね!
初めてのオフィスチェアorサブ用チェアの決定版か?

座面が少し頼りないのと、梱包に難があることを除けば、総じてコストパフォーマンスの高いオフィスチェアとなっている。
比較的安価なオフィスチェアを探している人にはうってつけだ。
下手に安い中華製の椅子を購入し、1年程で座面&背面が劣化してダメにしてしまうよりも、少しだけ価格帯を上げて、このイトーキの「サリダ YL9」を選んでみてはいかがだろうか。
あなたのオフィスワーク生活が充実することを願う。